大分県公立学校教頭会 会長 甲斐 浩
社会的変化が加速度的に進行し、人口減少・少子高齢化やグローバル化、ICTの進展や技術革新など変化の
著しい時代にあります。そこで、社会情勢の変化を的確に捉えると共に、個々人の価値観の多様化・生活様式の
変容を踏まえ、次代に向けた展望を描くことが求められています。
教育情勢では、国の動向を踏まえて実効性のある地方創生、2020年東京五輪を見据えスポーツ・文化芸術立国の
実現に向けての取組や高大接続改革等の教育改革を進めていく必要があります。
このような教育を取り巻く時代の趨勢を踏まえ、「『教育県大分』創造プラン2016」では、【生涯にわたる
力と意欲を高める「教育県大分」の創造】を基本理念として掲げ、大分県の全ての子どもたちに未来を切り拓く力と意欲を身に付けさせる教育を推進し、更なる高みを目指すとされています。
大分県公立学校教頭会は、本県教育の発展に寄与することを期し、半世紀にわたる歴史の中で、政策提言能力を備えた職能研修団体として歩んでまいりました。
今年度は、< 自立・協働・創造 >をキーワードとする第11期全国統一研究主題「 豊かな人間性と創造性を育み未来を拓く学校教育 」の1年次です。
大分県の重要課題である「学校マネジメントの深化」「授業改善の徹底」「学力と体力の向上」「いじめ・不登校対策等の推進」「児童生徒の安全・安心な教育環境の確保」等、多様な課題と向き合い、課題解決の方途を実践してまいりました。
50回という記念すべき大分県公立学校教頭会研究大会津久見大会が成功裏に開催され、互いに研鑽し交流を深
めることができました。そして、学校組織の活性化と児童生徒の「生き抜く力」の育成に繋げ、会員の皆様の心に新たな一歩を踏み出す力が生まれたことと思います。
会員の皆様からは、「樫の実少年少女合唱団の素晴らしい歌声に感動させられた」「活発な意見が出され、自らの発想・創意・モチベーションを高める場となった」「一人職種の教頭が一堂に会し、交流し実践に活かすことは大変有意義である」等の声が寄せられました。
このような研究大会を基盤として、継続性・協働性・関与性(いわゆる3C)のある確かな実践としてここに「研究録」を発刊できますことを大変うれしく思います。
最後になりましたが、本研究大会を開催するにあたり、細部にわたって心の行き届いた準備運営を行っていただ
いた津久見市教頭会の皆様をはじめとして、臼杵市教頭会、由布市教頭会の皆様に心よりお礼申し上げます。
また、公務ご多用の中ご指導ご助言を賜りました、大分県小学校長会、大分県中学校長会の皆様ならびに関係諸機関・諸団体の皆様より多大なご支援をいただきましたことに深く感謝申しあげまして、「研究録」発刊のご挨拶といたします。
学校現場の実態から考えるこれからの教頭の役割
高知学園短期大学教授 谷 智子氏
(下記より講演内容がダウンロードできます。)第50回 大分県公立学校教頭会 研究大会(津久見大会)の報告書等が閲覧できます。
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